うんち記録アプリで排便日記をつけるには|記録する項目と受診前のまとめ方

うんち記録アプリで排便日記をつけるには|記録する項目と受診前のまとめ方

うんち記録アプリを使うと、すぐに忘れてしまうトイレでの出来事を、続けやすい排便日記として残せます。便の形、色、回数、便意の切迫感、いきみ、不快感、血や粘液の有無を記録し、それぞれを食事、食物繊維、水分、薬、その日の出来事と並べておきましょう。日記で病気を診断することはできませんが、繰り返すパターンに気づきやすくなり、あいまいな記憶ではなく具体的な情報を医師に伝えられます。

排便のたびに記録すること

記録は、細かいことを覚えているうちに、排便のすぐあとにつけましょう。ブリストルスケールは、便をタイプ1(コロコロと分かれた硬い塊)からタイプ7(完全に液状の便)までに分類したものです。一般にタイプ3と4がいちばん出しやすい範囲とされますが、ふだんの自分のパターンも大切な目安です。

実用的な記録の例は次のとおりです。

  • 日付とおおよその時刻
  • ブリストルスケールのタイプ1〜7(ぴったり当てはまらなくても、いちばん近いものを選ぶ)
  • 便の色
  • 便意の切迫感、いきみ、出しにくさ、漏れてしまったこと
  • 腹痛、差し込むような痛み、お腹の張り、ガス、吐き気、残便感
  • 目に見える血や粘液
  • 直前や直後、または夜間にも排便があったかどうか
  • いつもと明らかに違ったときは、ひとことメモ

1回だけ詳しく書いてそのあと1週間空白になるより、短くても同じ項目で続けた記録のほうが役に立ちます。1日抜けても、記録をやめる理由にはなりません。次の排便からまた始めましょう。

食事、水分、その日の出来事も残す

排便の記録は、その日のほかの出来事と並べると読み解きやすくなります。食事の時間、おもな食材、おおよその量をメモしておきましょう。特に、初めて食べたもの、いつもより多く食べたもの、お酒、カフェイン、とても脂っこい料理や辛い料理は残しておくと役立ちます。水分は杯数またはmLで記録し、単位をそろえておきます。薬やサプリメントは飲んだタイミングとあわせて記録しますが、日記の内容を理由に、処方された薬を自己判断でやめたり変えたりしないでください。

旅行、体調不良、生理の時期、睡眠の乱れ、ストレス、生活リズムの大きな変化もメモしておきましょう。これらは状況を知る手がかりであり、原因の証明ではありません。

便秘が気になるときの記録

便秘は回数だけではとらえきれません。NIDDKは、便秘の症状として、硬くて乾いた便やゴツゴツした便、出しにくい・出すときに痛い、出し切れていない感じがあることを挙げています。回数を数えるだけでなく、いきみや残便感も時刻とあわせて記録すると、状況がよりわかりやすくなります。

最初から何もかも変えるのではなく、まずはふだんの生活のまま記録してみましょう。そのうえで、水分が少なかった日のあとに硬い便といきみが出る、予定が変わったあとに排便回数が減る、新しい薬を始めてから症状が出た、といった繰り返しの組み合わせを探します。尿の色も水分補給の目安になります。専門家の助言を受けて生活習慣をひとつ変えるときは、その日付を記録しておくと、変える前とあとを比べやすくなります。GLP-1受容体作動薬を使っていて便秘になった場合は、オゼンピック、ウゴービ、マンジャロ、ゼップバウンド使用中に記録することもご覧ください。

ゆるい便が気になるときの記録

NIDDKは下痢を、ゆるい便や水のような便が1日3回以上、またはその人にとってふだんより多く出る状態と説明しています。つまり、少しやわらかい便が1回出たことと、水のような便が1日に何度も出たことを、同じ「下痢」とひとくくりにしないほうがよいということです。見たままを記録し、自分のふだんの状態と比べましょう。

ゆるい便が繰り返すときは、先入観を持たずに確認してみましょう。同じ食べ物や同じ種類の食べ物のあとだったか。量や組み合わせは似ていたか。食事から排便までの時間は毎回同じくらいだったか。同じ食べ物を食べても、ゆるい便が出なかった日はなかったか。尿の色や排尿の回数もあわせて記録しておくと、脱水を診断するものではありませんが、水分が失われているかもしれないことに気づく助けになります。

食物繊維と便の状態を記録する

栄養素を正確に計算する必要はありません。食事や間食ごとに、食物繊維を含むおもな食べ物と、オートミール1杯、豆1人前、全粒粉パンといった実用的な量をメモしておきましょう。食物繊維のサプリメントを使っている場合は、名前、量、時間を記録します。医師や管理栄養士から食物繊維の目標量を示されている場合は、その方法に従い、必要に応じて製品の表示も参考にしてください。

NIDDKは、成人に必要な食物繊維の量は年齢や性別によって異なると説明し、少しずつ増やすことをすすめています。そのため記録には、何をいつ変えたかを残しておくことが大切です。便がどのくらいで変わるかに決まった目安はなく、便は一定期間の消化の結果なので、排便直前の食事が原因とは限りません。結果を出そうとして水分をとりすぎたり控えたりせず、医師から水分制限を受けている場合はそれに従ってください。

食事と症状の日記

食事と症状の日記は、避けるべき食べ物のリストを作るためではなく、パターンを見つけるための道具として使うのがいちばんです。食事と並べて、お腹の張り、ガス、腹痛、胸やけや呑酸、吐き気、便意の切迫感を、それぞれいつ始まったかとあわせて記録します。尿については、いつもと違う色、消えない泡、排尿時の焼けるような痛み、尿意の切迫感、回数をメモしておきましょう。

具合の悪い日が1日あっただけで、食物不耐症だとは言えません。その食事が、ストレス、睡眠不足、感染症、食べすぎ、生理の時期、お酒、発酵しやすい食べ物をいくつも一緒に食べたことなどと重なっていたかもしれないからです。量、調理法、組み合わせも関係します。同じ食べ物のあとに似た症状が2回以上、だいたい同じくらいの時間差で出ているかを確認し、その食べ物を食べても症状が出ないことが多いなら、関係は薄いと考えましょう。どの食事が原因かを推測するのではなく、症状に気づいた時刻を記録してください。

専門家から別の指示がない限り、2〜4週間ほどで振り返れば十分なことが多いです。一度にたくさんの食べ物を抜くのはやめましょう。幅広く制限すると食物繊維、カロリー、大切な栄養素が不足しやすく、どの変化が効いたのかもわからなくなります。低FODMAP食のように、制限と再導入の段階がある体系的な方法は、専門知識のある管理栄養士と一緒に進めるのが最善です。食物不耐症、食物アレルギー、消化器の病気、薬、感染症では、それぞれ対処のしかたが異なります。

消化器内科の受診に向けて排便日記を準備する

NIDDKの便秘の診断に関するページによると、医師は排便の頻度、便の見た目、症状が続いている期間、食習慣、活動量、服用中の薬について尋ねることがあり、受診前の数日から数週間、排便と便の見た目を記録しておくことをすすめています。NIDDKの下痢の診断に関するページでも同様に、症状の期間、頻度、便の見た目、飲食の習慣、薬、持病、最近の旅行が挙げられています。

医療機関から記録用紙や期間の指示があれば、それに従いましょう。指示がなければ、仕事のある日とない日を含めて、ふだんどおりの日を数日分記録し、生活はできるだけいつもどおりに保ちます。そのうえで、1ページのまとめを作りましょう。

  • 変化がいつ始まったか、急にか徐々にか
  • ふだんの排便パターンと、いまのパターンの違い
  • ブリストルスケールのタイプの幅と、いきみ、便意の切迫感、残便感がどれくらいの頻度であったか
  • いちばん困っている症状
  • 食事、食物繊維、水分、薬、旅行、生理の時期との繰り返しの関係
  • 血便、黒い便、発熱、嘔吐、体重の変化、夜間の症状の有無
  • すでに試したこと、現在飲んでいる薬とサプリメント

関係を伝えるときは、「この食べ物が原因だった」ではなく、「この食事のあとにゆるい便が2回あった」のように慎重に書きましょう。平均値だけでは硬い便とゆるい便を繰り返していることが見えなくなるため、元の時系列の記録も持っていきましょう。

注意すべきサイン:待たずに受診を

日記はあくまで受診の助けであり、受診を遅らせる理由にしてはいけません。血便、黒い便やタール状の便、血の混じった下痢、白っぽい便が続く、強いまたは悪化していく腹痛、繰り返す嘔吐、発熱、脱水のサイン、原因のわからない体重減少、飲み込みにくさ、皮膚や白目が黄色くなる、腰痛をともなう便秘、排便習慣の変化が続く・急に変わった、といった場合は、すぐに医療機関に相談してください。NHSは、便秘に血便、体重減少、腹痛、たびたびのお腹の張り、排便習慣の急な変化がともなう場合は受診をすすめ、血の混じった下痢、水分をとっても吐いてしまう、7日を超えて続く下痢の場合は急いで助けを求めるよう呼びかけています。また、肛門からの出血が止まらない、または多い場合は救急受診をすすめています。

便またはガスが出ず、お腹がひどくふくれている、失神した、非常に具合が悪いといった場合は、急いで診察を受ける必要があります。息苦しさやのどの腫れなど、急なアレルギー症状が出たときは救急受診が必要です。この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。

bellySignalでできること

bellySignalでは、ブリストルスケールのタイプ、便の色、血や粘液の有無、杯数またはmLでの水分量、尿の色、いつもと違う尿の色、消えない泡、症状のきっかけになりうる食べ物、自由なメモを、ひとつのタイムラインに記録できます。食物繊維の多い食事、サプリメント、旅行などをメモしておけば、消化器内科を受診する前に、そのあとの便の記録や水分補給と見比べられます。

トイレに関する記録はデリケートな情報なので、どのアプリでも、何が保存され、何が共有されるのかを確認しましょう。bellySignalでは、日記は端末に保存され、登録しなくても使えます。ログイン、健康プラットフォームとの連携、書き出しは任意で利用できます。便の形や症状など一部の健康データは、初期設定で有効になっているPostHogにも送信されます。設定の分析スイッチで制御できるのはPostHogだけです。Firebase Analyticsはこれらの健康データを含まない利用イベントを受け取り、有効なままです。プライバシーポリシー

よくある質問

うんち記録アプリには何を記録すればよいですか?
日付と時刻、ブリストルスケールのタイプ、色、便意の切迫感、いきみ、残便感、腹痛やお腹の張り、血や粘液の有無を記録します。あわせて、食事、食物繊維、水分、薬やサプリメント、旅行や体調不良、ストレス、生理についてのメモも残しておきましょう。
排便日記や食事日記はどれくらいの期間つければよいですか?
ふだんどおりの日を数日分記録すれば、短期間の変化は見えてきます。より役立つ基準をつかむには、数週間続けるのがよいことが多いです。食事と症状の日記なら、2〜4週間を目安に振り返るのが一般的です。医師から期間の指示があればそれに従い、記録を増やすために受診を遅らせないでください。
排便日記で症状の原因はわかりますか?
いいえ。日記は記憶を補い、同じタイミングで繰り返すことを見えやすくしますが、ある食べ物や薬、生活の変化が便の変化を引き起こしたと証明することはできず、病気を診断することもできません。続く症状や注意すべきサインは、医師に判断してもらう必要があります。

出典

bellySignalは一般的な健康情報を提供するもので、医療専門家による助言や診断に代わるものではありません。